コロナと外資系金融採用状況
4月に入って緊急事態宣言が出されるなど、新型コロナウイルスの影響でマーケット環境は激変しています。特に米国、欧州各国などに本社がある外資系金融の採用状況には大きな動きがあります。
本社の指示によるグローバル採用凍結や、東京拠点を一時的にクローズして全社員を在宅勤務の体制に移行する外資系金融機関も複数あります。
では、直近における外資系金融採用状況の様子を見ていきましょう。
外資系金融の面接の状況
3月以降はスローダウンしていますが、面接は引き続き行われています。
オフィスでの面接:実施しているファームもありますが、少数派となりつつあります
ホテルでの面接:対面を必要とする場合、ホテルにて行うケースもあります
Web面接:Zoomなどを用いた面接手法が主流となりつつあります
その他:WhatsAppなどのアプリを用いての面接
業種別の状況
外資系投資銀行:
現時点において最も大きな影響が出ています。特にセールス&トレーディング部門では、採用凍結のケースが多いです。
外資系銀行:
投資銀行に比較すれば採用活動はアクティブですが、一部採用凍結のケースが出始めています。
外資系PEファンド:
比較的堅調に採用が行われていますが、選考プロセスが鈍化しています。
外資系ヘッジファンド:
採用ポジションの限定、採用プロセスのスローダウンがみられます。
外資系フィンテック:
採用ポジションの限定、採用プロセスのスローダウンがみられます。
オファープロセスに関して
大幅にオファーの承認期間が延びている状況です。東京ローカルで承認されたオファーが、グローバルではヘッドカウントが承認されないケースも出始めています。
コロナの影響により、外資系金融各社の採用はスローダウンしています。但し、業種及びポジションによっては大きく異なります。詳細に関しては、お気軽にお問い合わせ下さい。