【CASE STUDY】英大手金融機関の有資格者採用ファストトラック・プログラム支援
Morgan McKinleyでは個別案件の人材紹介だけでなく、顧客企業のニーズに合わせて様々な採用ソリューションをご提供しています。以下その事例です。
クライアント様:
イギリスの大手外資系金融機関
課題:
人手不足の解消、ファイナンシャル・アドバイザー資格保持者の確保
成果:
43名の新卒の採用
インパクト:
新卒200名をソーシング
うち110名についてスクリーニング面接(対面)を実施
選考に漏れてしまった候補者にも丁寧に対応し、良質な候補者エクスペリエンスを提供
→うち57名が銀行との面接に進み、43人が最終的に入社
クライアント企業について:
従業員約11,000名を擁する世界的な金融機関の英国法人。本国ではトップ2に入る大手で、イギリス市場でも存在感のある企業様です。
課題:
優秀な新卒を惹きつけたい、見極めたいというニーズを持つ金融機関は多いでしょう。しかし経験や実績がない新卒は評価が難しく、更に優秀な学生を巡る金融機関同士の人材獲得競争も激しいため、選考に多くの手間と時間がかかるのが実情です。コンプライアンス・チェックの工数も負担になっている、ということでした。
同社では特に、住宅ローン滞納などについて助言する MARS (Mortgage Arrears Resolution Strategies) の顧客需要が急上昇しており、この業務を担当する人材が著しく不足していました。住宅ローン・サポートを行うためには、合格に最長1年かかる英ファイナンシャル・アドバイザー資格が必要です。
この課題に対処するため、同社はInstitute of Banking と連携して「ファストトラック・プログラム」を試験的に立ち上げることになりました。候補者を非正規雇用ベースで採用、6週間でファイナンシャル・アドバイザー資格の取得を目指してもらい(研修・受験費用等は銀行負担)、期間内に合格した者を正社員として登用する、というものです。
このプログラムのソーシング、スクリーニングや候補者マネジメントについて、長年同社に人材紹介サービスを提供してきた Morgan McKinleyにご相談を頂きました。
ソリューション:
Morgan McKinleyではまず様々なリソースを活用して候補者200名を集めました。候補者へのプログラムの目的や意図、想定される雇用形態や条件の説明も Morgan McKinleyが行いました。
そして第一段階のスクリーニングとして、複数の検査センターを通じて適性検査やサイコメトリクスアセスメント等の検査を手配・実施しました。銀行の社内方針に従い、コンプライアンス・チェックも代行しました。
検査・チェックの結果、候補者の数は110名に絞られました。ここから更に二次スクリーニングとして対面の面接を行い、候補者を更に半分に絞りました。
銀行との面接に進んだのは57名。この間の候補者とのやりとりやケアも全て Morgan McKinleyが担当しました。
最終的にプログラムに採用されたのは37名で、更に7名が別部門に採用されました。
候補者にとってのメリット:
今回のプログラムに応募した候補者は、検査や面接の結果や建設的なフィードバックをスピーディーに得ることができました。
迅速・建設的なフィードバックを求める候補者トレンドを踏まえて、Morgan McKinleyではアセスメントセンターのセットアップも含め様々なプロセス改善を進めてきました。候補者エクスペリエンスの充実にも力を入れており、常日頃から選考結果に関わらず、全ての候補者に対して「今後の役に立つ」フィードバックを速やかに提供するフローが出来ていることが役に立ちました。
クライアント様にとってのメリット:
優秀な新卒者を大量にスクリーニングし、確保するという目標を達成し、更に他部署の適任者7名の採用にもつながりました。
また、良質な候補者体験を通じて、エンプロイヤー・ブランドも向上しました。