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面接でよく聞かれる質問&面接官への逆質問例

面接でよく聞かれる質問&面接官への逆質問例
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転職面接でよく聞かれる質問と、面接官への逆質問例をまとめました。また、回答をわかりやすくまとめられるSTARメソッドもご紹介します。

面接は準備が肝心。これから面接に臨む方は是非チェックしてみてください。

1. 面接でよく聞かれる質問

受けるポジションや面接の種類によって聞かれる質問は違いますが、転職面接でよく聞かれる質問をいくつかご紹介します。

質問のバリエーションはたくさんありますが、どんな質問も狙いは一つ、「あなたはこの会社/ポジションに最も相応しい人材か」ということです。

  • 自己紹介をしてください。

    アイスブレイクとして使われることが多い質問です。経歴を簡単に説明し、ポジションに関係のある学歴や経験、実績、キャリア目標をPRしましょう。

  • 今まで達成したことについて教えてください。

    応募している仕事に関係のある、できるだけ最近の功績について話しましょう。あなたのスキルや知識、そしてそれがどのように会社に貢献したのかをアピールします。貢献を定量化できれば尚よいです。STARメソッド(※下記詳述)を使うとわかりやすく回答をまとめられます。

  • 仕事で難題に直面したことはありますか?あなたはそれにどのように対処しましたか?

    問題解決にあたる姿勢や能力、ストレスへの反応が問われています。適切なエピソードを選び、あなたの行動と、それによって得られたポジティブな結果に焦点を当てて話しましょう。ここでもSTARメソッドが役に立ちます。

  • なぜわが社で働きたいのですか?

    会社の価値観、社風、戦略や方向性があなたのキャリア目標とどのように合致しているのか、あなたを採用するとどのようなよいことがあるのかを説明しましょう。

  • 現在の仕事で気に入っていることは?

    「気に入っていること」の中でも、応募しているポジションで役に立ちそうなスキルや職務を選ぶとよいでしょう。「好き」をアピールしすぎて転職志望動機を疑われないように注意して。

  • 今の仕事で嫌だなと感じていることは?

    今の会社の悪口にならないよう、客観的な事実にフォーカスすること。そして嫌なことがあっても上手に処理できることを示します。志望動機にうまくつなげてもいいでしょう。

  • 5年後にどうなっていたいですか?

    中長期的に満足して働いてもらえそうかをみる質問です。あなたのキャリア目標と一致していて、かつ応募しているポジションや会社で実現できそうなことを探しておきましょう。会社と共に成長する意欲をアピールすること。採用側としては向上心が全くなくても野心的すぎても「合わないかも」と思ってしまうので慎重に。

  • あなたの強み・長所は何ですか?

    たくさん考えておき、状況を見ながら1~3つほど答えます。具体例は必須です。ここでアピ―ルしなかった・できなかった強みは他の質問に答えるときにどんどん活用しましょう。

  • あなたの弱み・短所は何ですか?

    デリケートな質問です。アプローチは二つあります。応募しているポジションにあまり関係のない弱点を話すか、自分自身で認識している弱点と、それを克服するためにどのように努力したか(しているか)を話すかです。

  • 今の会社をなぜ辞めたいのですか?

    ひっかけ問題です。「今の会社を辞めたい理由」(=ネガティブ)を答えるのではなく、「転職で何を達成したいのか」(=ポジティブ)で返します。転職の主な理由として給与に言及しない方が無難です。

  • 他社の面接を受けていますか?

    「御社が第一希望ですが」などと前置きしつつ、正直に答えましょう。但し、会社名までは明かす必要はありません。

  • 質問はありますか?

    面接の途中で疑問に思ったことがあればいいですが、念のためたくさん用意しておきましょう(面接の途中で答えがわかることもあるため)。最後のセクションでは面接官への逆質問例もご紹介していますので、是非参考にしてみてください。

2. STARメソッドについて

初対面の相手に自分という人間を知ってもらうためには具体例が欠かせません。そこで役立つのが「S-T-A-R」です。複雑な状況をわかりやすく簡潔に伝えることができるので、是非応用してみてください。

STARメソッドについて

S(Situation)

あなたがこれから説明しようとすることの背景や、あなたが置かれていた状況を説明します。

T(Task)

その状況において、あなたには何が期待されていましたか?何を達成しなければいけないと考えましたか?

A(Action)

そのタスクを達成するためにどのような行動をとりましたか?

R(Result)

その結果、どのようなよい結果が得られましたか?できればその結果を数値化・定量化して示しましょう。

3. 面接官への逆質問例

最後に、面接官への逆質問例をご紹介します。面接は応募している企業について、仕事内容について、将来上司になるかもしれない面接官について、会社文化について知る貴重なチャンスです。ポジションがあなたに合うかを判断するために必要な情報を集めるために、是非積極的に質問してみましょう。

【ポジションや仕事内容について】

  • 採用の背景について教えていただけますか?
  • 求人票に記載のある●●という業務について詳しく教えていただけますか?
  • このポジションに一番期待されていることは何ですか?
  • このポジションで成功するためには何が最も大切だと思われますか?
  • どのようなITシステムを使っていますか?

【組織体制について】

  • この部署には何人くらいいらっしゃるのですか?どのような組織体制になっているのですか?
  • このポジションでは、直属の上司はどなたになりますか?
  • チームの雰囲気や会社文化について教えてください。

【会社や部署の業績や今後の方向性について】

  • 最近の●●部の業績について教えていただけますか?
  • 現在のチームのよいところは何ですか?
  • 現在のチームの課題をどのようにお考えですか?
  • ライバルとして意識している企業はありますか?
  • 今会社として集中的に投資している領域はありますか?
  • 今御社が戦略的に取り組んでいる課題は何ですか?

【キャリアパスについて】

  • 入社した場合、研修やトレーニングはありますか?それはどのようなものですか?
  • もしこのポジションに就けたとしたら、中長期的にどのようなキャリアパスがあり得るのでしょうか?
  • 御社ではパフォーマンス評価はどのように行っていらっしゃるのですか?

【面接官について】

  • ●●さんはどのようなキャリアを経て今のポジションに就かれたのですか?
  • ●●さんはなぜこの会社に入ろうと思われたのですか?
  • ●●さんがこの会社で気に入っている点とそうでない点を教えてください。
  • ●●さんは御社の企業文化をどのように感じていらっしゃいますか?
  • ●●さんが仕事をする上で大切にされていることは何ですか?

【NG質問】

  • ジョブディスクリプションに書いてある内容

    時間の無駄である上、準備不足・モチベーション不足と受け取られかねません(書いてあることを掘り下げるのはOK)。

  • 給与や待遇に関する質問

    転職を決める上で給与が重要だったとしても、面接でこちらから切り出すのはリスキーです。先方から希望年収を聞かれた場合の答え方は別記事にまとめていますので是非ご参照ください。

自分のポジションやキャリアパスに関する質問だけでなく、会社の戦略や方向性などビジネスに関する質問もバランスよく入れておくと好印象です。

より一般的な面接対策をカバーした面接対策ガイド(PDF)もご用意していますので、是非お役立てください。